景気が低迷する中、企業による博愛精神が衰退していると語るのはスティービー賞のゴールド・アウォード受賞者
企業の社会的責任への取り組みをアメリカ企業に呼びかけたのは、ウォールストリートにオフィスを構え、スティービー賞の CSR(企業の社会的責任)プログラム・オブ・ザ・イヤー アメリカン・ビジネス・アウォードで最優秀賞を獲得した会社の CEO です。
今週シカゴで開催されたスティービー賞授賞式で、ニューヨークとサンフランシスコにオフィスを持つ翻訳・通訳会社 thebigword Inc. の CEO 兼 EVP のジョシュア・グールドが、壇上でゴールド・トロフィーを受賞しました。
最優秀賞を授与された弊社の過去一年間における CSR/サステイナビリティ運動には、次のようなものがあります。
- ハリケーン「サンディ」の被災時にアメリカ手話通訳(ASL)で連邦緊急事態管理庁(FEMA)を支援し、聴覚・視覚障害者に関係する慈善団体に多額の収益金を寄付
- 地元のコミュニティ・プロジェクトでボランティア活動をするために社員全員に二日間の有給休暇を認定
- 電話通訳業務に関して、1 分につき 2.5 セントを社員が選んだ慈善団体に寄付するクリスマス・キャンペーンを考案
- ホロコーストに際してユダヤ人を助けたドイツ国民とポーランド国民がその勇敢な行動に対して補償を受けられるようにする文書を無料で翻訳
thebigword Inc. は、言語サービス業界において世界で最も成功を収めている企業の一社である thebigword の関連会社です。2007 年にニューヨークで設立された thebigword Inc. は、総売上 3000 万ドル、雇用社員 50 名の会社になるまでに成長しました。ジョシュア・グールドは 29 歳。人々は高い社会的意識を持つ組織で働くことを望み、企業はそうした組織から商品やサービスを購入することを希望すると信じる新人類の若き CEO の一人です。
ジョシュア・グールドは言います。「比較的規模が小さく、比較的新しい会社がアメリカの一流ビジネス・アウォードの一つを受賞するというのは、素晴らしい功績です。そうあるべきではないのですが、景気が低迷する中で、企業による奉仕の精神というものが薄らいできているものと考えます。『企業(corporate)』と『社会的責任(social responsibility)』という言葉が、明らかに相容れないものとなってしまいました。アメリカ企業の間で常に大きな意味を持っていた博愛の精神を今一度よみがえらせる必要があります。」
グールドは語ります。「thebigword Inc. では、会社が引導するイニシアティブと社員が率先して行うイニシアティブという本当の意味で違いをもたらす多様な活動を通じて、企業の社会的貢献というカルチャーを育んできました。」