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5 年に及ぶラリーの bigword ブログ!

起業家ラリーのブログは、2008 年から現在に至るまでの経済不安の中でグローバルな企業を経営することの難題を記録するものとなっています。
最近でこそブログが話題になる時代ではなくなりましたが、2008 年 11 月に thebigword の最高経営責任者ラリー・グールドがブログを始めた頃には、トップクラスの実業家がオンラインで、しかも非常に率直な語りで自分の生活を綴るというのは珍しいことでした。
その後 5 年間にわたり、ラリーの bigword ブログは、今でも人々の記憶に残る最大の経済危機の中で多国籍企業を経営することの試練と成功を綴っており、閲覧数は 51000 以上にのぼります。
thebigword は、世界最大規模の翻訳・通訳会社の一社に数えられます。現在では世界の上位 20 社にランクされ、500 名近い社員を雇用し、月間に 200 万分を超える電話通訳と 14500 件の対面通訳、3500 万語に及ぶ翻訳をこなしています。
英国リーズと米国ニューヨーク間を往復しつつ、社用で中国やヨーロッパ各地にも頻繁に出向くラリーは、自身のブログを通して、独自の視点から世界のビジネス社会を紹介してきました。チップが少ないと思ったニューヨークのウェイターに通りまで追いかけられたことに始まり、中国の空港で服を脱がされて調べられたこと、金を買うよう呼びかける広告板を身にまとったウォールストリートのかつての銀行家たちとの出会い、デュッセルドルフでホテルの狭いベッドから落ちたこと、大西洋を渡るフライトで隣り合わせた人のいびきに悩まされる困難を切り抜けたことなど、いずれも面白いまでに詳細に語られています。
経済は急降下をたどり、ニュースは暗くなる一方の 5 年間に、ラリーはブログの中で、新聞を取るのをやめ、テレビを消してオフィス内にニュースが広がらないようにし、「R」の字、すなわち Recession = 不況という言葉の使用を禁止することに決めたいきさつを語ります。彼は、英国のビジネス社会において、絶えず経済的な問題の愚痴をこぼして、彼いわく「泣きごとを言う流行性感冒」にかかる人々のことをきびしく批判します。
そうは言っても、健康と痩身を維持しようとする厳しいまでのラリーの努力に目を向けると、会社経営の難題はほとんど影が薄れてしまいます。ビジネスミーティングの束縛と絶え間ない出張の話題に加えて、あちこちのジムの会員権を持ち、個人トレーナーをつけ、様々なダイエットを試みるなど、美しいボディを作ろうとする苦悩が詳しく語られています。
ブログでは、ソーシャルネットワーキング、グリーンポリシー、企業の社会的責任、クラウドソーシング、パートナーシッピング、情報セキュリティ基準、集中管理式プロキュアメント、コンテンツ管理システム等々、ビジネス界の新たな重要関心事やビジネス界における新語も取り上げられています。
より迅速に、より正確に、そしてより低価格で実現できる通訳・翻訳サービスを求めるクライアントのニーズに応えるために、社員のトレーニング、サービスの自動化、新たな IT ソリューションの開発に傾ける意欲は、ブログに繰り返し登場するテーマです。
ラリー・グールドはこう語ります。「誰でも昔の日記を読めば同じでしょうが、私のブログには、毎週、それを書いているときの自分の主な関心事が表れています。今となっては取るに足らないと思えること、まったくもってその通りなこと、あるいは驚くほど予言的なこともあります。日記と異なるのは、私のブログは 51000 回以上も閲覧者と共有されてきたことです。そのことを真剣に考えたなら、怖くなって、当たり障りのない退屈なブログになってしまうかもしれませんね。でも、そうはならないことをお約束します!」
ラリーのブログに綴られた難題にもかかわらず、thebigword は、過去 3 年で 40 % 近い増益を達成したことを含めて、景気の低迷期を通じて成長を続けています。

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