テクノロジーを駆使するグローバルな言語サービスプロバイダー、thebigword の顧客サービス担当取締役、バーナデット・バイルンは10 月 21 日、ロンドンのグレシャムカレッジで開催された輸出協会(IOE)によるワークショップにおいて講演し、言語サービス業界における豊かな見識を披露しました。
「言語の不備により引き起こされる 480 億ポンドの収益損失」と題した講演では、このほどジェイムズ・フォアマン=ペック教授によって算出された、輸出を行わない英国企業が被っていると推定される損失額は、GDP の 3.5 パーセントに相当する480億ポンドに匹敵するという内容にちなんで、自身の洞察を発表しました。
この中で、新規国際市場で事業を行う際に、現地の言語を使用した場合に実現可能なもの、また重要な文化的ニュアンスと違いの認識がテーマとなりました。
さらに、新規と既存の言語テクノロジー、および輸出企業が高い ROI を確保できるようにするためのこれらテクノロジーの活用方法についても注目されました。
バーナデットは次のように説明します。「英国企業のうち、五分の三近くは輸出を行っていませんが、この数字は米国企業が世界 150 ヶ国以上に年間で総額 7720 億ドルを輸出していることに比べると、驚くべき数字です。」
「バークレイズ・コーポレート・バンキングによる新しい調査では、『英国製』のラベルを持つ商品は、特に新興市場をはじめとする海外市場においては、かなり高額で販売されていることがわかっています。」
「弊社は、貿易において言語が大きな障壁になることを誰よりもよく認識しています。調査によると、世界のインターネットユーザーの 76% は自分の言語で販売されている製品やサービスをより利用するという結果も判明しているほどです。」
「しかし、新しい言語テクノロジーと専門技術を駆使することで、このような障害を簡単に克服することができるようになってきています。輸出によって見込まれるメリットは明らかで、このように優れた機会を見逃すことはできません。」
「輸出:もしもこれまでの状態を続けていると…(Exporting: If we keep doing what we’re doing…)」と題された終日イベントは、企業に輸出を奨励する目的で IOE により企画されました。
この日のセミナーでは、バーナデットのほか、同協会のイアン・テイラー会長とレズリー・バチェラー理事長、IOE のバイスプレジデント、エンピー卿、Interchange Solutions Ltd のジョン・バーブリッジ=キング氏、弁護士のキース・アロースミス氏、在英国スイス大使館のニコラス・ニグリ氏、イングランド銀行のピーター・アンドリュース氏が講演を行いました。

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